【子育て】妻の胎盤が剥がれない!?癒着胎盤とは?~3日目の後日談~

 こんにちは、satoです。今回は番外編。子供が生まれたあと、予想だにしないことが起こりました。

出産した後のリスクも考えるべきだなーと痛感したので、これから出産をする方には、少し心に留めておいてほしいと思います。

3日目はこちら

1.出産後、トラブル発生!

「イタイイタイ痛い~!!」

なにやら妻が痛そうに叫んでいます。

そう、前回の記事でここまでは書いたのですが、、、、出産後、すぐに妻の体に異変が。

廊下で待っていた私は、分娩室に呼ばれて説明を受けます。

医者「奥さんの子宮の中から胎盤が出てこない。どうやら癒着しているよう。このままにはしておけないので、これから別の病院に移送して手術を行う必要がある。

どうやら、さっき妻が痛くて叫んでいたのは、胎盤が子宮に癒着してしまっていて、普段ならちょっと引っ張れば取れてしまう胎盤が剥がれなかったからのよう。そりゃあ痛いよね、、、。

妻はすぐに救急車で移動することになり、私は自分の車で、隣の市の病院まで移動。眠さと疲れがピークでしたが、不思議とそれらは感じることなく、無事に病院へ移動出来ました。

2.手術に向けて。医師の説明が結構怖かった。

 病院に着いたら、すぐに手術の準備。私は医師から手術の説明を受けました。医師からの説明を要約するとこう。

・妻の病名は「胎盤遺残」というもの。

・基本的には難しい手術ではないが、まれに出血が大量になることがある(命の危険の可能性はある)。

・手術後は、経過を見て出産した病院に戻る(2日くらい?)

 100%成功する手術ではないと言われ、それはそうなんだろうけれども改めて言われると結構怖かったです。そのあたりを了承しましたという書類にサイン。何事もなく無事に終わってほしい。

胎盤遺残。初めて聞いた言葉でしたが、後々調べてみると確かにありました。

胎盤遺残

遺残胎盤は、癒着等が原因で分娩後も子宮内に胎盤が排出されずに残ってしまう状態を指し、産科危機的出血となることがあります。
遺残胎盤で大量出血した場合には子宮収縮薬を使用し、双手圧迫、長ガーゼ充填等を行い、一次止血を試みます。

引用元

施術方法は、麻酔をかけたあと、手で子宮内の胎盤を剥がすとのこと。考えただけで怖い、、。

3.手術成功!

 準備が出来、手術開始。2時間ほどの手術だったと思うのですが、私はこの時間何をしていたのか。今ブログを書きながら思い出してみるのですが、、、全く覚えてないことに気づきました笑

ともかく手術は無事に終わりました。この後、入院2日目で転院。元の病院に戻りました。

後日、胎盤遺残の原因について調べてはもらったのですが、結果は「原因不明」。明確にこれだと言えるものはなかったようです。

4.癒着胎盤や胎盤遺残の原因とは?

 妻の場合は原因不明でしたが、いくつか原因となる要因はあるようです。

原因として考えられるもの

・前置胎盤(内子宮口またはその付近を覆って胎盤が付着している状態である。典型的には妊娠20週以降に痛みを伴わない鮮紅色の性器出血が起こる。)

・以前の妊娠で帝王切開の既往のある妊婦で最も頻繁に起こる。

・母体年齢35歳以上

・多産(経産回数が増えるに従いリスクが上昇する)

・粘膜下筋腫

・子宮筋腫核出術を含む子宮手術の既往

・アッシャーマン症候群(子宮のトラブルがもとで無月経や不妊症になってしまう病気。 人工中絶や流産、月経困難症などにより、子宮内膜が傷つき癒着を起こしてしまうことが原因)などの子宮内膜病変

癒着胎盤の発生率は1950年代の約1/30,000から,1980年代と1990年代には約1/500~2000,および2000年代までには3/1000と上昇した;現在は約2/1000の範囲にとどまっている。

引用元

経産婦ならば、上記に当てはまる方もいるかと思いますが、今回の私たちのような初産の場合、実際に生んでみなければわからないというのが実際のところのようです。

発生率は、500人に1人くらいの割合と、統計が出ています。

そういえば、テレビドラマで癒着胎盤の話をやっているものがありますので、参考までに貼っておきます。

ドラマでは、第4回『産科危機』において、癒着胎盤剥離のお話が展開します。

もともとは漫画作品です。

5.最後に。手術には「先立つもの=お金」も必要!

 最後に、お金に関して書いておきたいです。手術もタダではないので、そこそこお金がかかります。入院費も。私たちの場合、この手術と入院費を合わせて、5万円くらいかかっています。

幸いにも私たちは事前に気になって調べ、このような時に使える保険に入っていたので、かなり助かりました。もし余裕があるのであれば、妊娠がわかったらすぐに、自分が入っている保険について調べてみることをおすすめします。

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