こんにちは、satoです。私は20年ほど喫煙者でした。今回、子供を授かったことにより、禁煙することにしました。妻にも「子供が出来たらやめる」と豪語していたので。結果は如何に?
1.禁煙はどうしてできないのか。
学術的な観点からお話しすると、肉体的・精神的な依存症があるから、だと言われています。タバコに含まれているニコチンという物質は、人間の脳に達したときに「ドーパミン」という快楽物質を発生させます。それが気持ちいいので、いつしか、ドーパミンを発生させて気持ちよくなるためにタバコを吸うようになります。裏を返すと、吸っていない時には気持ちよくないので、イライラすることになります。
また、精神的な面でいうと、喫煙者は大体、「この行動をした時には一本吸う」といった条件付けを無意識のうちにしていることが多いです。例えば、ご飯を食べた後は、ほとんどの喫煙者がタバコを吸い、美味しいと感じていると思います。
正直、ニコチンの禁断症状はせいぜい一週間もあれば消えてしまいます。怖いのは、ニコチン中毒ではなく、精神的な禁断症状です。
たとえば、今までタバコを吸ってたタイミングがぽっかり空いてしまうわけです。食事後とか。あと、あのタバコを指に挟んで、プカプカしている動作もなくなってしまいます。それがどうにも手持無沙汰で耐えられなくなります。
肉体的依存<精神的依存
だと私は思います。
2.禁煙が難しい理由
簡単に言うと、「自分との闘い」でしかないからだと思います。法律的にもタバコを吸うのは問題ありません。コンビニですぐ買えます(そういえば、最近自販機見かけませんね)。そうなると、誰も自分を止めるものはないわけです。自分を律するのはすごく難しいことだと思います。
3.どうやったらやめれるのか。タイミングは?(個人的な考え)
禁煙については、最終的に上手くいくかどうかは自分次第だと思います。そのため、禁煙のエピソードも星の数ほど世の中にはあるはずです。ここでは自分の考えを書いていきます。
まず、「禁煙」というものを、どれだけリアリティをもって考えることが出来るか、というのが重要だと思います。
上記の絵ですが、レベル1~4まで設定してあります。
・レベル1:テレビ等で、タバコが体に悪いと聞いて、やめる。
・レベル2:お金がもったいないと感じ、やめる。
・レベル3:子供が出来る等の理由でやめる。
・レベル4:自分が重病(ガンなど)になり、やめる。
あくまでも自分の考えなので、上で設定したものも他の人には当てはまらないかもしれませんが、禁煙がいつ、自分にとってリアリティを持つ概念になるのか?というのはとても重要なことだと思いました。
私はレベル3ですね。自分はいいけど、迷惑をかけてしまう人間が近くにいる場合が、私にとってはリアルなタイミングでした。但し、だからといって、スパッとやめられるかどうかまた別の問題です。私も3日禁煙し、どうしても吸いたくなってしまいました。で、一本吸っているところを妻に見られ、メチャ怒られましたよ。
あくまでもやめるタイミングはこうでしたが、じゃあ具体的な方法はどうでしょうか。
4.具体的な禁煙方法は?(自分の場合)
私は約2年ほど前に、紙巻タバコから加熱式タバコに乗り換えました。理由は、なんとなく紙巻きタバコがきつく感じてきたからでした。アイコスを主に使っていましたが、最初は少し物足りないと感じたものの、その後は紙巻きタバコなんて吸えないと思うくらい、乗り換えには成功していました。
今回やめるにあたって、考えたのは「精神的依存」をどう回避するか、でした。ニコチンを断つことはそう難しいことではないのは知っていました。最初の一日をやめられれば、何とかなります。ただ、精神的依存はとても強敵です。今まで楽しんでいた喫煙タイムがなくなったら、どうやって過ごせばいいのか。
この時、最近買った「あるもの」を思い出し、これならいけるかもしれないと思ったのでした。それは、禁煙中の精神的依存を克服するには丁度いいものでした。
今年の春くらいに、コンビニで取り扱いをはじめた商品なので、見たことある人もいると思います。
イギリスのタバコ会社「インペリアル・タバコ」が販売しているVAPE(電子タバコ)です。吸い口がそのままカートリッジになっていて、その中にリキッド(液体)が入っています。色々な味がありますが、そのリキッドを加熱して水蒸気にし、吸うわけです。ちなみに、ニコチンは入っていません。
これなら、ニコチン依存を治療しつつ、精神的依存である、「煙をプカプカする」「特定のタイミングで煙を吸う」ということも何とかできそうです。
5.乗り換え成功!一か月経った感想等
初めに言っておきますが、本当の意味での「禁煙」はまだ成功していないと思っています。何故なら、まだ「煙」を吸っていることには違いないので。
ただ、ニコチンを摂取しなくなったこと、加熱式タバコを吸っていないことによる恩恵はかなり感じています。
まず、心肺能力の回復は、本当に実感しています。体のために、40歳になってからジョギングを始めたのですが、今が一番走れます。苦しくないんですよね。
次に、財布にやさしいということ。アイコスはひと箱500円で、だいたい一日で吸い終わります。それに対してbluは、2カートリッジで900円くらい。1カートリッジは30本分なので、実質3箱分です。しかも、最新では一週間に一回買うかどうか位まで、吸う量が減っています。
本来は、スパッとやめるのが一番いいのでしょうけれど、精神的にヘタレな私でも出来ているこの方法。だれかの参考になると嬉しいです。
6.禁煙チャレンジのまとめ
- 禁煙は、ガムシャラにやろうとすると難しい。
- 肉体的依存より、精神的依存が怖い
- 完全に禁煙するまで、まずはニコチンだけ断ってみる
タバコはもう吸わなくてもやっていけそうです。最終的には電子タバコもやめてしまいたいですね。