こんにちは、satoです。先日赤ちゃんが生まれ、現在も元気にすくすく育っています。但し、私たちは初婚であり、よって妊娠・出産も初めての経験。事前に色々な勉強会で勉強したつもりでしたが、産気づいてから出産まで、2.5日(60時間)を要してしまいました。
人によって出産のシチュエーションは全然違います。私たちにも予想外のことが起こりましたし、そもそも生むまではどうなるかわからない、というのが出産なのかなと今では思います。一つのケースとして、参考にしていただければ。
1. 予定日の夜中に産気づく。これが陣痛?
始まりは、病院から言われていた予定日の夜中。その日の夜は、「今日はもしかして陣痛来ないかもねー」なんて妻とはなしていました。
この時期は、いつ陣痛が来てもおかしくなかったことから、妻の実家に協力していただき、妻は実家で過ごしていました。予定日は一度2人の家で過ごし、陣痛が来なければまた実家にお世話になる予定で。
20時くらいから、妻が「ちょっとおなか痛くなってきた」と言いました。とはいえ、これが陣痛なのかどうかはわからない私たち。
いざとなったら病院に電話することにして、耐えられなくなるまでは自宅で待機しようと決めました。
初産なので、基準がわからないということに、この時は結構不安を覚えた気がします。
痛みは妻しか感じることが出来ず、夫である私は、腰をさすって声がけするくらいしか出来ません。たまにウトウトしたりしながら時間は夜中の3時。
妻「これ、もう陣痛かも」
病院に電話して、車で移動しました。
2. 痛みは陣痛でした。最初から分娩室で過ごすことに。
病院に到着し、人が来ているかどうかを診察してもらいました。
結果は「陣痛」。子宮口も若干開いていて、このまま出産まで向かいますということになり、いきなり分娩室に入って過ごすことに。
分娩室。よくドラマとかのイメージでは何か冷たい雰囲気で、分娩台(妊婦さんが乗る手術台みたいなやつ)が真ん中にあって。こんな想像をするかもしれません。
間違ってはいないんですが、私たちの場合、確かに分娩台は真ん中にありましたが、普通に家にあるようなソファーがあったり、液晶テレビがあったりと、なるべくリラックスして出産できるような雰囲気づくりがされていました。
これには私も妻も、結構安心した覚えがあります。
この時、朝の4時。
病院からもらった、出産に関するまとめ書類を読んでみます。そこには「初産の場合、陣痛から出産出来る状態まで約10時間~12時間ほど」と書かれていました。
逆算すると、夕方の5時くらいには生まれる計算。
「あと半日で、赤ちゃんと会えるのかぁ」
そんなことを考えながら、妻にそのことを伝え、一緒に頑張ろうと決意を新たにしました。
3. 中途半端な陣痛が続く。
私たちは何度も言いますが、初産。そのため、出産に対する経験の引き出しが無く、助産師さんに色々聞いて判断するほかありません。
妻としては、今までに感じたことのない強い痛みが、10分おきに訪れる状態。
妻「まだ生まれないですか?もう痛くて、、」
助産師「正直言って、本番の陣痛は今とは比べ物にならないくらい痛いよ。まだまだかかると思う。」
あまりにも痛くて、本当に辛そうな妻。夫としては、腰をさすったりして痛みを逃してあげるしかなく、無力感をこの時感じましたね。
そうこうしているうちに、当初想定していた夕方5時はとっくに過ぎていました。
「いつ生まれるんだろう、、、?」
不安を覚えながら、まだまだ続くことになる出産と向き合うのでした。
4. 母は強くなる!
分娩室に入って半日以上。妻は入院扱いなので病院食が3食出ますが、痛みと疲れで食欲がない模様。ちょこっとだけ食べて、あとは飲み物をのむくらい。
一方私も、ここまで時間がかかることを想定していなかったので、疲れがピークに。少し痛みが治まったところで、仮眠させてもらいました。
2時間くらいでしょうか。
目を覚ますと、そこには分娩室内を元気にウォーキングしたり、スクワットをする妻の姿が!!
私「痛くないの!?」
妻「いやぁ、痛いけど頑張れる!歩いたりスクワットすると、良い陣痛が来やすいみたいだから頑張るよ!」
2時間前は本当に半泣きになりながら痛みに耐えていた妻。この時は、女性として、母としての強さを感じました。
男は出産の痛みに耐えられないって聞きますからね。
5. 結局1日目は出産に至らず。2日目に続きます。
あっという間に24時間が経ち、結局この日は出産に至りませんでした。
まさかこんなにも時間かかるなんて思わなかった(本当はもっとかかる事になるのですが)。
ホント、出産というものは人それぞれ違うなぁというのが、振り返ってみての感想です。
初産は特にその傾向が強いのではないかなーと思いました。