こんにちは、satoです。昨年、ブログを始めたばかりの時に、こんな記事を書きました。
まあ誰も気にも留めないだろうな、とその時は思っていたのですが、、否。実は結構読まれている記事となっています。しかも今でも。私のブログ文章が素晴らしいということではなくて、やっぱり今でもこの漫画にとてつもない「魅力」があるから、ふと思い出した誰かが検索して、ヒットした私のブログを読んでいるんでしょう。
実は、ここ20年の間に何度か引越しをしています。その過程で、いつの間にか私の手元にはMADARAのコミックが無くなってしまいました。自分で記事を書いていくうちに、改めて読みたいという気持ちが強くなり、、、買いましたよ。
折角なので、まだ読んだことのない方にも
「ちょっと読んでみたいかも!」
と興味を持ってもらえるよう、今更ながらレビューでも書いていこうと思います。
1.今回は準備編。内容に触れる前に、知っておきたいこと。
さてさて、早くレビューしたいのは山々なのですが、この記事を書く私の目的は
「この作品を知らない、読んだことない人に、1人でも多く読んでもらうこと」
です。
もう何十年も前の作品ですし、今後この作品が大きなムーブメントを起こすか?と言われるとその可能性は低いかもしれません。でも私は読んで欲しい。純粋に面白い作品であるから。また、過去に読んだことがある人にもおススメしたい。一度でも読んだことがあるのなら、かつて実際にあった「昭和」という時代が、読み手である自分自身に何かを訴えかけてくるような、そんな感傷を呼び起こしてくれるかもしれません。
というわけで、読む前に知っておいて欲しいことを、今回は記載していきます。
2.書籍のバーションがいくつか存在する。どれを読むべき?
この問題がもっとも重要だと私は考えます(今回は、大塚英志×田島昭宇のコンビ作品に関してのみ書いていきます。外伝などはまた別の機会に)。出版社が変わったため、バージョンがいくつか存在します。
この作品は、1987年に、「マル勝ファミコン」というゲーム雑誌内で連載された作品です。私はその時まだ小学生でした。マル勝ファミコンは角川書店が発行していた雑誌で、当時はこの雑誌や「コンプティーク」「マル勝PCエンジン」などのゲーム雑誌で連載されていた漫画作品をコミック刊行するためだけに『ドラゴンコミックス』というレーベルが存在していました。
よって、「魍魎戦記MADARA」は、当初ドラゴンコミックスとしてコミックが7巻まで刊行されています。
その後、角川書店内部で色々と事件が起こり(角川お家騒動)、次の作品である「魍魎戦記MADARA赤」は、メディアワークスの『電撃コミック・EX』で発刊されることになります。
最後に発刊された「MADARA 転生編」も、同じく『電撃コミック・EX』です。
ここまでが、基本作品としての「MADARA本編」の全てです。
角川書店のドラゴンコミックス→メディアワークスの電撃コミック・EX
に出版レーベルが移っているんですが、実は遡って、かつてドラゴンコミックスで発刊されているものも
後に電撃コミック・EXで出版しなおしているんです。その後、角川コミックスで普通の漫画本サイズでも出され、最終的には魍魎戦記MADARA連載開始30周年記念企画として、愛蔵版として出版されているものがあります(但し、これは一番残念な商品なので買わなくて良いかと。私もこれだけは敢えて買っていません。)
よって
①ドラゴンコミックス版
②電撃コミック・EX版
③角川コミックス版
④愛蔵版
という風にバージョンがたくさんありますので、初見の人には敷居が高く感じてしまうかもしれません。
でもご安心を!入手のしやすさや内容の違いを比較して、どのバージョンがいいのかを書いていきます。
3.ドラゴンコミックスか電撃コミックス・EX版をおすすめします!
私は、前述している①②のどちらかをお勧めします。
理由は、「巻末に設定資料集がついているから」です。その後に出た、角川コミックス版および愛蔵版には、この設定資料集は入っておらず、全てカットされております。
ドラゴンコミックス版の設定資料集と、電撃コミックス・EX版の設定資料集は、その整理方法が若干違います。が、トータルの情報量は一緒なのでどちらでもいいかと思います。
次に入手のしやすさですが、ここ何年かで中古市場から一気に減った感がありますね。2010年あたりまでは古本屋に行くとだいたいあったのですが、今はないことも少なくないです。ただ、ブックオフ等を何店舗か回ればまだ見つかるかと思います。個人的にはドラゴンコミックスの方が球数が多い気が。電撃コミック・EX版は、流通量が少ないのか、全巻を一発で集めるのは難しいかもしれません。
今回私は、近くにブックオフがないのでネットの古本屋で検索してみました。結果は、、安値でまだ流通しておりました!とりあえず、大体のシリーズを購入出来ましたので、今後はマイペースにレビューしていこうかなと思います。
もし古本屋さんで見つけたら、是非読んで見てください。おススメの漫画です。ではまた次回!