こんにちは、satoです。さてさて、旅も終盤となりました。フィレンツェでは現地ツアーを一つも申し込んでいないので、友人の力を借りてプライベートツアーを楽しみました。
1.ところで、フィレンツェってどんなところ?
フィレンツェ(イタリア語: Firenze )は、イタリア共和国中部にある都市で、その周辺地域を含む人口約38万人の基礎自治体(コムーネ)。トスカーナ州の州都、フィレンツェ県の県都である。英名由来のフローレンスで呼ばれることもある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%84%E3%82%A7
中世には毛織物業と金融業で栄え、フィレンツェ共和国としてトスカーナの大部分を支配した。メディチ家による統治の下、15世紀のフィレンツェはルネサンスの文化的な中心地となった。
市街中心部は「フィレンツェ歴史地区」としてユネスコの世界遺産に登録されている。1986年には欧州文化首都に選ばれた。
・面積:102.41㎡
・人口: 382,258 人( 大体、品川区の人口と一緒です。 )
14世紀~イタリアで始まったルネサンスという文化運動により、芸術の都として発展を遂げました。貴族同士の権力争いなど、ドロドロの戦いがあったり、戦争で文化財が被害を受けたり、色々あった街ですが、現在も「屋根のない美術館」として世界中の人々を魅了しています。
2.今回のホテルはアパートホテル!現地に住んでいるような経験が出来る。
前回の記事でも書きましたが、今回はチェックアウトまで誰も来ないし、部屋自体が普通のアパートみたいなところ。アパートホテルという形式です。部屋を借りて住んでいるような経験が出来ました。
今回のホテルはここ。レジデンス・ラ・メディチア。booking.comで予約しました。
アパートホテルなので、当然朝食はありません。今日はフィレンツェを歩き回る予定なので、まずは朝食を食べに行きます。
3.まるで現地人のようなフィレンツェの楽しみ方。蚤の市(フリマ)に行こう!
この日は月末最後の日曜日ということで、フィレンツェで蚤の市(いわゆるフリマ)が開催されることを事前に調べていました。妻が骨董品を見るのが好きで、絶対に行きたいというので、友人に道を聞いて歩いていきました。もちろん私もフリマは好きです。
場所は、ホテルから歩いて20分くらいで着きました。途中、友人から電話があり、「ゴルフに行く予定だったけど、雨で無くなったから合流してもいいか?」とのこと。逆にありがたいです。心強い。
いちいちオシャレな町並みを楽しみつつ、蚤の市の会場に到着。
いいですねぇ。活気はあるけど、どことなくやる気のない感じ笑
売り物のソファーだろうとお構いなしにドカッと座り、タバコをプカプカ。売る気あるのか笑
この蚤の市は「チョンピ広場の蚤の市(Mercato delle Pulci)」という名前のようです。
きっとツアー旅行だったら絶対に来れなかったイベントなので、大変だったけれど自分たちで旅をデザインして良かったなーと実感。
途中で友人も合流。妻の気が済むまで、ゆっくり楽しんでもらいました。
友人に交渉をお願いして、割といい値段で買えました。妻はアクセサリー入れにしようかな、とのこと。
4. 現存する世界最古の薬局「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」を目指して
老舗ジェラート屋さんの「vivoli(ヴィーボリ)」で休憩したり、これまた老舗の「 Il Latini (イル・ラティーニ)」で食事をしたり(並ばないで入れるのはかなりラッキーとのこと)、イルビゾンテで一流の革製品を見たりと、寄り道しながらたどり着いたのがここ。「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」です。
サンタ・マリア・ノヴェッラ(Officina Profumo-farmaceutica di Santa Maria Novella)は、イタリア・フィレンツェに所在する、現存する世界最古の薬局。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%A9%E8%96%AC%E5%B1%80
起源は13世紀まで遡り、1221年フィレンツェに移住してきたドミニコ会の修道院サンタ・マリア・フラ・レ・ヴィニェ(Santa Maria Fra Le Vigne ブドウ畑の中のサンタ・マリアの意)の修道僧たちが薬草を栽培して薬剤を調合していたのが始まり。この修道院は後のサンタ・マリア・ノヴェッラ教会へと発展する。1612年には薬局として認可され、一般営業を開始。ヨーロッパ諸侯が顧客リストに名を連ねた。創業についての助言と協力のあったトスカーナ大公(メディチ家)からは王家御用達製錬所の称号を受ける。
800年以上続く、世界最古の薬局です。現在も営業中。
日本でも取り扱いはあるのですが、正直とても高いです。元々、現地で買ってもそこそこいい値段はするのですが、日本で買うと2倍以上しますね。いいのがあったら買って帰ろう。
建物は1200年代に建てられたものをそのまま使っていると思われます。2012年に、店内修復工事が行われた模様です(一般営業を開始してから400年創業記念)。
妻がいくつか購入し、お店をあとに。フラスコ画や、当時の道具が展示されていて、とても素敵なお店でした(なんなら小さめの美術館と言ってもいいくらい。)。
5.一度アパートに戻り、探検再開!
荷物がちょっと多くなってきたので、一度ホテルに戻りました。途中、昨日助けてくれた皮革屋さんに寄って、お礼を伝えました。すると、「メッチャ安くするから、何か服買っていかない?」と。最初は断るも、結局勢いに負けて革ジャン購入。ホントかどうかわかりませんが、定価500ユーロくらいから、結局130ユーロくらいに。品物もいいものだったので、私は買ってよかったなと思っています。
さて、散策を開始。歩いていると、人だかりを発見
メルカート・ヌオーヴォ広場にある、「 ポルチェッリーノの噴水(子豚の噴水) 」というもの。イノシシの銅像です。
イノシシの鼻をなでると、幸運が訪れるという言い伝えから、観光客が集まっています。
また、もう一つ、このイノシシにはあるチャレンジをすることが出来ます。それは、
- ①イノシシの下の上にコインを置いて手を離す。
- ② コインが真下の排水溝に入れば、願い事が叶う。逆に入らなければ、願いは叶わない。
というものです。私は運よく、一発で成功しましたが、妻は成功するまでやっていました笑
車メーカーのフィアットのサイトで、わかりやすい記事がありました。
6.イタリア・フィレンツェ発のハイブランドがお土産屋を始めたようです「 Gucci Garden (グッチ ガーデン)」
本当はこのあと、ウフィツィ美術館でも見ようかなと思っていたのですが、なにやらはためいているピンクの旗を見て、予定を変更することにしました。
詳しくはこちらをどうぞ。 GUCCI Garden
こんなお店があるなんて、全然知りませんでした。
このグッチガーデンは、3つの構成になっているようです。
- オリジナリティあふれるショップ
- 3つ星シェフによるレストラン
- グッチの厳選されたコレクションを鑑賞できるギャラリー
このうち、ギャラリーは改装中で、見ることが出来ませんでした泣
商品は、「お土産屋さん」をテーマにしているようで、ここでしか買えない商品ばかり。鉛筆やノートのような文房具もあれば、オルゴールなんてものがあったり。アパレルもインパクトのあるものばかりで物欲をそそられました。
日本人スタッフの方がいて、色々と丁寧に説明していただきました。
私は蛇のビジュアルが描かれたノート、妻は猫のビジュアルが描かれたトートバッグを買いました。
お店を出た頃には20時くらいになっていて、既に美術館は終わっていました(しかし、外が昼間みたいに明るいので、時間が体感できない)。
7.最終日は自炊してみた。フィレンツェ最後の夜
滞在している間に、一度は現地の食材を使って自炊をしてみたいなぁと妻と話していたので、帰りにスーパーへ寄って、お買い物。
パスタとお酒などを買って、アパートホテルに戻ります。
8.フィレンツェのまとめ
- フィレンツェは「屋根のない美術館」。しつこいですがホントです。
- 出来れば3日くらい観光で割きたいです。見所ありすぎ。
- 美術館行ったほうがいい。(行きたいけど行けなかったので)
- GUCCI Gardenは見たほうがいい(何も買わなくても、見る価値あり。入りやすいです。)
いよいよ明日は帰国。一週間なんてあっという間でした。やっぱり滞在時間が足りない。次回はもっと日程を確保しようと心に決めたのでした。