帰宅部。

【災害対策】台風19号を体験して考えたこと、事前に用意すべきもの

 10月12日~13日にかけて、台風19号が日本列島を襲いました。日本列島では66人死亡15人の行方不明者212人の怪我47河川で66箇所の決壊が起こっています(10月15日現在の情報)。住宅の浸水被害は、全国で一万棟以上となる模様です。我が家でも、浸水や破損などはなかったものの、東日本大震災以来の「停電」を経験しました。電気がないということが、こんなに不便だとは思わなかったです。

1. 台風とは何か

台風(たいふう、英語: Typhoon)は、北西太平洋または南シナ海に存在する熱帯低気圧で、かつ低気圧域内の最大風速が約17 m/s(34ノット、風力8)以上にまで発達したものを指す呼称。

強風域や暴風域を伴って強い雨や風をもたらすことが多く、ほとんどの場合気象災害を引き起こす。上空から地球に向かって見ると反時計回りの積乱雲の渦からなる。超大型と呼ばれる台風は風速15m/sの強風域が半径800km以上と、とても大きな台風となる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%84%B6%E7%81%BD%E5%AE%B3

 熱帯低気圧が発達し、ある程度の規模になったものを「台風」と呼ぶようです。日本における台風とは、このことです。また、気象庁の定義によると、 台風の上陸とは、台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸に達することをいうそう。台風の中心が上記4島以外の島の海岸に至っても上陸とは言わないため、沖縄県に台風が上陸することはない。確かに、調べてみると報道機関で「沖縄に台風上陸」と表現しているものは見当たりませんでした。(但し、これはあくまでも言い回しのことであり、毎年のように沖縄は台風の脅威にさらされています。ただ、上陸って言っていないだけです。 )

 平均すると、毎年10個位の台風が出現し、そのうち3つくらいが日本本土に上陸する傾向にあります。

2. 令和元年台風第19号「ハギビス」が注目された理由

 「史上最強の台風」とまで言われた今回の台風19号。ハギビスとはフィリピン語で「すばやい」という意味だそうです。この台風が注目された理由は「僅か39時間で中心気圧915hPaとなり、猛烈な勢力を持ったこと」「更に強い勢力となりながら日本列島を北上し、勢力を保ち続けたこと」だそうです。進路も、関東地方から東北地方まで綺麗に乗っかりながら移動していきました。非常に多い雨量と、暴風雨は全国で猛威をふるいましたし、我が家でも今まで経験したことの無い風の音が非常に怖かったです。

3. 家が停電した。

 今回は、前回の台風で被害を受けた千葉の件もあり、対策が前もって行われたところが多かったと思います。また、市町村の災害についての放送も、非常に早い段階でされていたのではないでしょうか。報道でも常に画面上に台風情報が表示されているような状況でした。

 東北に到達し、最大の勢力となる時間が深夜だったので、風の音が凄くて寝ることが出来ませんでした。妻と一緒に話しながらベッドに入っていると妻から「あ、停電した!」との声。正直、少しはその可能性も考えてはいたものの、実際に自分の家が停電するとは思っておらず、びっくりしました。窓ガラスが割れたりして、家にいられなくなったことを考えて、飲み物と食べ物、最低限の荷造りは済ませていましたが、停電による弊害を考えておらず、懐中電灯などは用意していませんでした(後で妻に怒られました)。

 幸い、停電は2時間ほどで復旧し、事なきを得ました。家が壊れることも無く、起きたら快晴。台風の脅威は去ったのでした。

 4. 自然災害に備えてやっておくこと

 妻には常々言われていたことですが、「食料の備蓄」「災害グッズ」の用意は今回、本当にやっておかなければならないと、必要性を感じました。今月の収入の中からそろえるつもりです(何か買いましたらまた記事に書きます)。

 また、お互いの実家が市内にあり、避難をしようと思えば出来たのに、しなかったことも反省点でした。行こうと思ったときには水位が上がり、道路が通行できなくなっていたからです。実家のほうが海から離れているし、海抜も高いので、次回からは警報が出た時点ですぐに移動しようと決めました。

 避難所も多く開設されていましたが、妻が身重なことと、今後子どもが生まれたときに体育館などの比較的寒い場所よりも実家という選択肢があるのであればそっちを選ぶと思います(念のため、昼のうちに近所の避難場所の確認だけはしてきましたが)。

 インフラが止まってしまうと、かなり生活が制限されてしまうので、復旧するまでの間しのげるよう準備する必要があると、今回のことで真剣に考えました。