【子育て】安産祈願というイベントがあるらしい。

  日本ではどうやら、子どもを授かったら「安産祈願」というものをするというのを知りました。もちろん「たまごクラブ」で。たまごクラブ最高。

1.安産祈願って何でしょう?

 調べてみると、どうやら「安産祈願」が儀式の名前ではなく、

帯祝い という儀式のことを「安産祈願」と呼んでいる、という意味合いのようです。

帯祝い(おびいわい)とは、妊婦の妊娠5か月目にあたる戌の日に、安産を祈願して腹帯を巻く儀式のこと。着帯式とも。帯祝いの帯は岩田帯と呼ばれる。

帯は妊婦の親族から贈られ、着帯の儀式を行った後は親族による共食の祝宴が行われる。この腹帯をした妊婦と共に安産祈願の神社に出向き、安産を祈るのが一般的な形である。
期日は妊娠5か月目の戌の日が通例だが地方によって3か月や7か月の場合もある。「呉竹集」に、「女の孕みて肌にする帯なり、五月といふに結ぶなり」とある。紅白の布それぞれ8尺を用い、これに「寿」の文字、または神仏祈願の文字を書くこともある。
日本にはあるがヨーロッパや中国などにはない慣習であるといわれる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%AF%E7%A5%9D%E3%81%84

 まあ、安産を祈願しているわけですから、安産祈願でいいと思います。

 いつからこの風習が、日本で行われるようになったのか。正確な時期はわかっていませんが、 「古事記(712年に編纂された)」には、神功(じんぐう)皇后が三韓征伐におもむいた時、ご懐妊中だったため、途中で産気づくことのないように、また帰国して無事出産できるようにという願いから腹帯を巻いたと記されています(ちなみにこの人、妊婦なのに戦争に行ってるんですよね、、、強すぎ)。 風習として根付いていると確認出来るのは、室町時代からのようです。

2.特定の時期にやる必要があるって本当?

 安産祈願はいつでも良い、というわけではないようです。

①安定期に入ってから(約5ヶ月)
②暦の「戌の日」に行う。

という条件が決まっているようです。戌=犬のことです。暦は、十二支に対応していて、12日で対応する動物が一周するようになっています。最低でも、同じ動物の日は2回来る計算になりますね。

 どうして「戌の日」に儀式を行うのか、ということについては、 「犬はお産が軽いとされることから、安産については、戌の日が吉日とされる」という理由だそうです。

 ただし、絶対に戌の日じゃないといけないことはないという意見もあります。あくまでも重要なのは、妊婦さんの体調がいい時、ですからね。そのあたりは、祈願してもらう神社等に直接聞いてみるといいと思います。

3.どんな準備が必要?

 昔は着物が普段着でしたから、帯を使っていたことから「帯祝い」という名前でした。が、今は普段使いで帯を着用している人なんてあまりいませんよね。現代では「腹帯(はらおび)」です。安産祈願の際には持っていくのが一般的です。

 3-1.腹帯を購入し、安産祈願に持っていく。(安産祈願をする場所によっては、着用して祈願を行う場合もある模様。予約を取るときに聞いてみましょう。

 3-2.無料ではない。 初穂料 というものがかかります。

初穂料(はつほりょう)とは、神社で挙式するときに、挙式料のかわりとして「神様に奉納する金銭」として納めるお金のことをいいます。初穂料には、神殿使用料の他に、誓詞や神職や巫女への謝礼などが含まれています。結婚式場内の神殿で挙式する場合には初穂料ではなく挙式料といいます。また、神様に捧げる玉串に因んで、「玉串料」「御玉串料」とも呼ばれます。初穂とは、その年に初めて収穫された米のことをいいます。初穂料の起源としては、昔、初穂を最初に神前に捧げることで豊作の恩恵に感謝をする風習がありました。それがやがて農作物や魚類などの初物(はつもの)も、広い意味で初穂として神前に供えるようになりました。これに因んで、初穂は神前に供えるものという意味を持つようになり、神前に納める金銭のことを初穂料と呼ぶようになりました。

https://kotobank.jp/word/%E5%88%9D%E7%A9%82%E6%96%99-687145

 初穂料は、3,000円~10,000円が相場だと言われています。 紅白の蝶結びの水引きのついたのし袋を使い、上段には初穂料と記すとのこと。

 3-3.誰と行く?服装は?

 実は、誰と安産祈願に行くのか、決まっていません。一人で行く方もいるし、夫婦や両親と行く方もいます。

 服装は、基本的にフォーマルな格好のほうが一般的のようです。奥さんは、体のこともありますので、綺麗めなワンピースなどでもいいと思います。旦那さんはスーツが無難でしょうか。 

4.私たちは10月に行ってきます。

 早速、妻が色々調べてくれ、予約してもらいました。10月の戌の日、初穂料は10,000円ということでした。約一ヵ月後なので、安産祈願を体験したら、また体験談でも書こうと思います。

2019年10月17日追記:行って来ました。

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